東かがわ市三本松女性殺人事件|一人暮らしの71歳女性を襲った犯人は誰なのか

2000年代

2005年3月25日ころ。

香川県東かがわ市三本松。

一人暮らしをしていた71歳の女性が、自宅で何者かに殺害された。

亡くなったのは、鯛谷明子さん(当時71歳)。

鯛谷さんは元幼稚園園長だった。

後年の報道では、鯛谷さんは首や胸を刺されて殺害されていたとされている。

事件から21年以上。

香川県警は現在も、

「東かがわ市三本松における女性被害の殺人事件」

として捜査を継続している。2026年8月には、犯人逮捕につながる情報を対象とした最大100万円の懸賞金制度がさらに1年間延長された。

犯人は誰だったのか。

なぜ、一人暮らしの71歳女性が自宅で殺害されたのか。

20年以上の捜査を経ても、その答えは明らかになっていない。

2005年3月25日ころ、自宅で殺害

香川県警が現在公表している事件概要は簡潔だ。

2005年3月25日ころ、東かがわ市三本松で一人暮らしをしていた鯛谷明子さん(当時71歳)が、自宅で何者かに殺害された。

県警は現在も事件を未解決として捜査している。

事件から20年以上経った2026年現在も、東かがわ警察署の公式ページには鯛谷さんの事件が掲載され、

「事件を風化させることなく、犯人検挙に向け署員一丸となって捜査に邁進しています」

として情報提供を求めている。

被害者は元幼稚園園長の鯛谷明子さん

鯛谷明子さんは当時71歳。

2018年のKSB瀬戸内海放送は、鯛谷さんについて元幼稚園園長だったと報じている。

2020年の岡山放送も、鯛谷さんが一人暮らしをしていた元幼稚園園長だったと伝えている。

事件当時、鯛谷さんは自宅で一人暮らしをしていた。

ただし、

一人暮らしであることを犯人が知っていたのか。

元園長という経歴が事件と関係していたのか。

犯人が以前から鯛谷さんを知っていたのか。

こうしたことは、現在公開されている資料からは分からない。

被害者の生活状況や職歴だけを根拠に、犯行理由を推測することはできない。

首や胸を刺されていたとの報道

香川県警の現在の公式ページには、具体的な殺害方法は記載されていない。

一方、KSB瀬戸内海放送は2018年、鯛谷さんについて、

自宅で首や胸を刺されて殺害されているのが見つかった

と報じている。

このため、刃物のようなものが使われた可能性が報道されている。

ただし、現在の県警公式資料からは、

凶器が発見されたのか。

どのような刃物だったのか。

犯人が持ち込んだものだったのか。

刺された箇所や回数。

などの詳細は確認できない。

未詳録では、殺害状況については報道で確認できる範囲までにとどめる。

犯人像はほとんど公表されていない

この事件には、これまで取り上げてきた未解決事件のような、

防犯カメラ画像。

似顔絵。

身長。

年齢。

服装。

逃走車両。

といった具体的な犯人像が、現在の香川県警公式ページには掲載されていない。

犯人が男性なのか女性なのか。

一人だったのか複数だったのか。

鯛谷さんと面識があったのか。

こうした基本的な部分についても、一般向けの公式情報からは判断できない。

20年以上捜査が続いている事件でありながら、一般に公開されている犯人像は極めて少ない。

犯人はどうやって家に入ったのか

事件現場は鯛谷さんの自宅だった。

しかし、犯人がどのように住宅内へ入ったのかは公表されていない。

玄関から入ったのか。

窓などから侵入したのか。

鯛谷さん自身が中へ招き入れたのか。

侵入の痕跡が存在したのか。

現在確認できる香川県警資料には説明がない。

そのため、

「顔見知りによる犯行だった」

「外部から侵入した強盗だった」

といった説を、確認された事実として扱うことはできない。

何が目的だったのか

犯行動機も明らかになっていない。

金品目的だったのか。

個人的なトラブルだったのか。

以前から鯛谷さんを狙っていた人物による犯行だったのか。

偶発的な事件だったのか。

香川県警は現在も、本件を単に女性被害の殺人事件として情報提供対象にしており、公式ページでは動機について説明していない。

事件について考察する際、この「分からない部分」を埋めるために推測を重ねることは簡単だ。

しかし、未詳録では現在確認できない動機説は扱わない。

延べ約1万7000人の捜査員

事件発生から13年となった2018年。

KSB瀬戸内海放送は、警察がこの事件の捜査に延べ約1万7000人を投入していたと報じた。

同年3月には、東かがわ警察署の警察官と遺族ら約15人が市内のスーパーでチラシ150枚を配り、情報提供を呼び掛けた。

その時点でも犯人逮捕には至っていなかった。

当時、前年1年間に寄せられた情報はわずか1件だったと報じられている。

事件が古くなるほど、目撃者の記憶は薄れていく。

当時周辺に住んでいた人が転居することもある。

関係者が高齢になることもある。

時間の経過そのものが、未解決事件の捜査を難しくする要因になる。

それでも情報募集は続いた

2010年代だけで捜査が止まったわけではない。

2023年11月にも、香川県警は県内の3件の未解決殺人事件について街頭で情報提供を呼び掛けた。

対象となったのは、

旧琴南町の女子高校生殺人死体遺棄事件。

坂出市加茂町の女性社長殺人事件。

そして、東かがわ市三本松の鯛谷明子さん殺害事件だった。

2024年11月にも、県警は同じ3事件について県内各地で情報提供活動を実施している。

当時、3事件を合わせて348件の情報提供があり、捜査員は延べ約13万3000人投入されていたが、いずれも解決には至っていなかった。

この数字は鯛谷さんの事件単独ではなく、香川県内の3件を合計したものである。

2025年にも街頭で情報提供を呼び掛け

2025年10月22日にも、香川県警は県内各地で3事件の情報提供活動を行った。

翌23日の岡山放送によると、この時点でも鯛谷さん殺害事件を含む3件はいずれも未解決。

3事件には延べ約13万3000人の捜査員が投入されていた。

香川県警本部長は、

「警察は決して諦めない気持ちでいる」

として、市民に協力を求めている。

20年以上動きのない事件であっても、捜査そのものが終了したわけではない。

2026年、懸賞金をさらに1年間延長

そして2026年8月。

香川県警は、県内で未解決となっている3件の殺人事件について、懸賞金制度を引き続き実施している。

鯛谷さんの事件も対象になっている。

犯人逮捕に結び付く最も有力な情報の提供者に対し、最大100万円。

複数の情報提供者が対象となる場合は、上限額の範囲内で分割される。

匿名などで情報提供者を特定できない場合は、懸賞金の支払い対象にはならない。

懸賞金は各事件の「被害者の会」が支払い、一般財団法人香川県警察協会が支援している。

2026年8月28日の岡山放送によると、制度は2026年8月1日からさらに1年間延長された。

3事件には380件の情報

2026年8月時点で、香川県警には3つの未解決事件について、これまでに合計380件の情報が寄せられている。

前年1年間だけでも24件。

前年より15件増えていた。

しかし、事件解決につながる情報はなかったと報じられている。

これも鯛谷さんの事件単独の件数ではなく、

旧琴南町女子高校生事件。

坂出市女性社長事件。

東かがわ市三本松事件。

3事件を合わせた数字である。

情報そのものは今も届いている。

それでも、犯人検挙につながる一本にはまだ到達していない。

なぜ20年以上解決しないのか

この事件で具体的に何が捜査を難しくしているのか。

警察は公表していない。

犯人像が絞れていないのか。

物証は残されているのか。

DNA型などが採取されているのか。

有力な目撃証言が存在するのか。

捜査線上に人物が浮上したことがあるのか。

こうした情報は、現在一般には明らかにされていない。

ただ、公開情報から分かるのは、

21年以上にわたり捜査と情報募集が続いている

という事実だ。

香川県に残る3つの未解決殺人事件

2026年現在、香川県警が懸賞金を設定して情報提供を求めている未解決殺人事件は3件ある。

旧琴南町山中における女子高生被害の殺人死体遺棄事件。

坂出市加茂町における女性社長被害の殺人事件。

そして、

東かがわ市三本松における女性被害の殺人事件。

未詳録では旧琴南町事件をすでに取り上げている。

これらは発生場所も年代も被害者も異なる別々の事件であり、相互に関連しているという公式情報はない。

県警が3事件をまとめて広報しているのは、いずれも長期未解決事件として情報提供を求めているためである。

21年以上前の記憶

2005年3月。

鯛谷さんの自宅周辺で、見慣れない人物を見た。

不自然な車を見た。

事件の前後に、誰かの様子がおかしかった。

事件について誰かから話を聞いた。

当時は事件と結び付かなかった情報でも、警察が持つ別の捜査情報と重なる可能性がある。

香川県警は2026年9月14日にも「犯人検挙に繋がる情報の提供依頼」を更新し、3つの未解決殺人事件について情報提供を受け付けている。

事件から年月が経った今だからこそ、話せる事情を持つ人物がいる可能性もある。

一人暮らしの自宅で何が起きたのか

2005年3月25日ころ。

71歳の鯛谷明子さんは、自宅で何者かに殺害された。

報道によれば、首や胸には刺された傷があった。

しかし、その住宅へ誰が入ったのかは分からない。

なぜ鯛谷さんが狙われたのかも分からない。

犯人の姿も、現在一般には公開されていない。

13年後にも警察と遺族がチラシを配った。

20年後にも警察は情報を求めた。

21年以上経った2026年にも、最大100万円の懸賞金制度は継続された。

それでも、犯人の名前はまだ明らかになっていない。

香川県警は現在も情報を求めている

香川県警は2026年現在も、本件について情報提供を受け付けている。

個別の連絡先は、

東かがわ警察署
0879-25-0110

3件の未解決殺人事件に関する共通窓口は、

香川県警察本部 刑事部捜査第一課
0120-120-016

となっている。

また、県警は情報提供専用メールアドレスも公開している。

2005年3月25日前後。

東かがわ市三本松周辺で不審な人物や車を見た。

鯛谷さんについて何か知っている。

事件に関する話を誰かから聞いた。

そのような情報が、21年以上止まったままの事件を動かす可能性は残されている。

一人暮らしの71歳女性を、自宅で襲った人物は誰だったのか。

その答えは、2026年9月現在も明らかになっていない。

参考資料

香川県警察「東かがわ警察署/東かがわ市三本松における女性被害の殺人事件」
事件時期、被害者氏名・年齢、一人暮らしだったこと、現在も捜査を継続していることを確認。2026年6月22日公開。
香川県警察・東かがわ警察署

香川県警察「3件の未解決殺人事件(各事件懸賞金上限100万円)」
2026年現在も本件が懸賞金対象の未解決殺人事件であること、支払条件、情報提供先を確認。
香川県警察・未解決3事件の懸賞金情報

KSB瀬戸内海放送「元園長殺人事件から13年 情報提供呼びかけ」
鯛谷さんが元幼稚園園長だったこと、首や胸を刺されていたこと、2018年までに延べ約1万7000人を投入していたことなどを確認。
KSB・2018年3月14日報道

岡山放送「香川県内の未解決殺人事件 各地で情報提供呼びかけ」
2025年10月にも本件を含む3事件について情報提供活動が継続していたことを確認。
OHK・2025年10月23日報道

岡山放送「犯人逮捕へ未解決殺人事件3件で懸賞金期間を延長」
2026年8月1日から懸賞金制度がさらに1年間延長されたこと、3事件にこれまで380件の情報が寄せられたことを確認。
OHK・2026年8月28日報道

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