山口市赤妻町女性殺人事件|妻を殺害した容疑で手配された夫は今91歳、メモを残して消えた17年

2000年代

2009年1月、山口県山口市赤妻町のアパートの一室で、71歳の女性が殺害されました。山口県警が殺人の容疑で公開指名手配しているのは、女性の夫だった村田俊治容疑者です。

事件が起きたのは、2009年1月12日ごろ。テレビ東京の公開捜査番組によれば、村田容疑者はメモを残して行方が分からなくなり、警察は付近の山なども捜しましたが、見つかりませんでした。

それから17年以上。名前も顔写真も分かっている人物が、今どこにいるのか、生きているのかどうかさえ分かっていないのです。生きていれば、村田容疑者は今91歳になります。

事件概要

項目内容
事件名山口市赤妻町における女性被害殺人事件
発生2009年1月12日(月)ごろ
場所山口市赤妻町のアパート・村田方
被害者村田容疑者の妻(当時71歳)
死因首を圧迫されたことによる窒息死(報道による)
被疑者村田俊治容疑者(1935年9月15日生まれ)
特徴身長165センチ、痩せ型、短髪
現在公開指名手配中、行方不明

アパートで見つかった妻

山口県警によれば、村田容疑者は2009年1月12日ごろ、山口市赤妻町の自宅アパートで、妻(当時71歳)を殺害したとされています。

当時の報道を整理した記録によれば、妻が亡くなっているのが見つかったのは1月14日の朝で、訪ねてきたホームヘルパーが見つけました。妻は部屋のベッドの上で仰向けに倒れていて、亡くなってから数日がたっていたとみられています。死亡推定時刻は11日の夜から12日の朝にかけてで、死因は首を圧迫されたことによる窒息死でした。部屋の中が荒らされた様子はなかったといいます。

メモを残して消えた夫

テレビ東京の公開捜査番組「THE指名手配3」によれば、事件の後、村田容疑者は心中をほのめかすメモを残して行方が分からなくなりました。警察は遺体の状況やメモなどから夫の犯行と判断し、村田容疑者を指名手配しています。

警察は村田容疑者を捜して付近の山などを捜索しましたが、村田容疑者も、その遺体なども見つからなかったのです。

捜査と謎・数々の説

警察の動向

山口県警は今も、県警のサイトの公開指名手配のページに、村田容疑者の顔写真と全身写真、生年月日、身長、体格、髪型を載せています。県の重要事件のページにも、下関市竹崎町の男性殺人事件や山口市佐山の母娘強盗殺人事件と並んで、この事件が掲載されています。テレビの公開捜査番組でも取り上げられ、全国に情報が呼びかけられました。

残された謎

最大の謎は、村田容疑者がその後どうなったのかです。事件のとき、村田容疑者はすでに73歳でした。その高齢の男性が、どこへ向かい、どうやって17年以上も見つからずにいるのか。公開されている情報からは、どの交通手段を使ったのか、最後にどこで確認されたのかも分かりません。

説1:どこかで今も暮らしている

村田容疑者が事件の後に遠くへ移り、今もどこかで暮らしているという見方です。警察が今も公開指名手配を続けているのは、この可能性を捨てていないからです。ただし、73歳の男性が名前を隠して17年以上暮らしていくのは、誰かの助けがなければ難しいはずです。

説2:事件の後まもなく亡くなっている

心中をほのめかすメモを残していたことから、村田容疑者は事件の後まもなくどこかで亡くなっていて、まだ見つかっていないだけだという見方もあります。警察が付近の山を捜したのも、この可能性を考えたからでしょう。けれど、遺体が見つかっていない以上、そう決めつけることもできないのです。

未詳録の考察

この事件は、ほかの未解決事件とは形が違います。犯人が誰なのか分からない事件ではなく、警察が捜している人物ははっきりしている。分からないのは、その人の行方だけなのです。

私がまず気になったのは、妻が見つかるまでに2日ほどの空白があったことです。事件が12日ごろに起きたとすれば、14日の朝に見つかるまでの間に、村田容疑者はかなり遠くまで移動できたはずです。一方で、真冬の1月に、73歳の男性が一人でどこまで行けたのかとも考えてしまいます。

17年という時間を思うと、私は、村田容疑者はすでにどこかで亡くなっている可能性のほうが高いのではないかと感じます。名前も顔も全国に公開された高齢の男性が、誰にも気づかれずに17年以上暮らし続けるのは、簡単なことではないはずです。ただ、それはあくまで私の推測です。どこかで生きていて、誰かがかくまっている可能性もゼロではありません。

だからこそ、たとえ「どこかで似た人を見た」「身元の分からない高齢の男性の話を聞いた」という程度の情報でも、警察に届けることには意味があるのではないでしょうか。行方が分かれば、亡くなった妻の事件にも、一つの区切りがつくはずだと考えます。

事件がもたらした影響・結末

高齢の夫婦をめぐる事件

山口県警は、この事件の動機を公表していません。けれど、高齢の夫婦の間で起きた事件で、心中をほのめかすメモが残されていたことから、夫婦が何らかの悩みを抱えていたのではないかと考える人もいます。この事件がそうだったと言うことはできませんが、高齢の夫婦が二人きりで悩みを抱え込み、思いつめてしまう事件は、今も各地で起きています。周りの人や介護の支援者が、小さな変化に気づける関係でいることの大切さを改めて感じます。

時効のない事件として

殺人罪の公訴時効は2010年に撤廃され、2009年に起きたこの事件にも適用されました。村田容疑者が見つかれば、今からでも事件の真相を確かめることができるのです。

事件は現在も終わっていない

2026年10月現在、村田容疑者の行方は分かっていません。

情報提供先

山口県警察 山口警察署 刑事第一課
電話:083-924-0110

山口県警察本部 捜査第一課
電話:083-933-0110

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参考資料

  • 山口県「指名手配(山口県警察本部)」
    村田俊治容疑者の生年月日、身長、体格、髪型、発生日(平成21年1月12日ころ)、発生場所(山口市赤妻町アパート村田方)、事件概要(妻・当時71歳を殺害)、情報提供先を確認。
  • 山口県警察「指名手配関係」
    県警のサイトで「山口市赤妻町における女性被害殺人事件」として公開指名手配が続いていることを確認。
  • テレビ東京「テレビ公開捜査 THE指名手配3」
    死因が首の圧迫による窒息死であること、室内が荒らされていなかったこと、心中をほのめかすメモを残して行方が分からなくなったこと、付近の山を捜索しても見つからなかったことを確認。
  • 全国指名手配者「赤妻町女性殺人事件」
    当時の報道として、1月14日朝にホームヘルパーが発見したこと、死後数日たっていたこと、死亡推定時刻、室内が荒らされていなかったことを確認。

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