大川市筑後川身元不明女性|総入れ歯と虫垂の手術痕、似顔絵のある女性は誰なのか

夜明けの霧に包まれた筑後川の河川敷と川面(大川市筑後川身元不明女性のイメージ) 2020年代

2023年7月7日、金曜日。福岡県大川市大字九網付近を流れる筑後川で、一人の女性が見つかりました。推定年齢は40歳以上、身長は165センチ。死亡は、その少し前、6月下旬ごろと推定されています。けれど、女性の名前は分かりませんでした。

この女性について、福岡県警は身体の特徴を具体的に公開しています。総入れ歯で、下顎はマグネット式。腹部の虫垂の手術痕に、両耳のいぼ。そして、顔の似顔絵も公開されています。

それでも、発見から3年以上がたつ今も、彼女が誰なのかは分かっていません。

未詳録では、福岡県警が公開している資料をもとに、この女性の記録をまとめます。ここに書けるのは、警察が公表した特徴だけです。彼女がどんな人だったのか、なぜ筑後川にいたのかは、一切分かっていません。その「分からなさ」を含めて、記録として残します。

記録の概要

項目 内容
記録名 大川市筑後川身元不明女性(福岡県警の身元確認情報では識別番号「5-9」)
発見 2023年(令和5年)7月7日(金)
死亡推定時期 2023年(令和5年)6月下旬ごろ
発見場所 福岡県大川市大字九網付近の筑後川
推定年齢 40歳以上
身長 165cm
血液型 不明
身体的特徴 総入れ歯(下顎はマグネット式)、腹部に虫垂切除術の手術痕、いぼ(左耳に1個、右耳に4個)
問い合わせ先 福岡県警察本部 鑑識課
現状 身元不明のまま。県警の身元不明死者一覧(令和5年発見)に現在も掲載されている

発見の経緯

福岡県警の資料に残されている記録は、短いものです。発見は2023年7月7日。場所は、大川市大字九網付近の筑後川です。

亡くなった時期は、同年6月下旬ごろと推定されています。発見の、1週間から2週間ほど前のことです。

ただし、女性がどのような状況で見つかったのか、誰が発見したのかといった詳しい経緯は、公表資料の範囲では確認できません。死因や、事件性があるのかどうかについても、この資料からは分かりません。未詳録では、公表されていない事情を推測で補うことはしません。分かっているのは、2023年6月下旬ごろに亡くなり、7月7日に筑後川で見つかった、というところまでです。

公開されている特徴

総入れ歯と、虫垂の手術痕

この記録で強い識別点になるのが、歯と手術痕です。女性の歯は総入れ歯でした。しかも下顎の入れ歯は、マグネット式(磁石で固定するタイプ)と、方式まで具体的に公表されています。歯の状態や治療の方式は人それぞれに異なるため、本人を知る人や、治療に携わった人にとっては、かなり具体的な手がかりになるはずです。

もう一つは、腹部の虫垂切除術の手術痕です。いわゆる盲腸の手術の痕で、受けた時期までは公表されていません。身体に残る痕として、歯と並んで公表されています。

耳のいぼと、肩までの髪

耳には、いぼがありました。左耳に1個、右耳に4個。左右で数が違う、ささやかな特徴です。こうした小さな特徴の積み重ねが、彼女を知る人の記憶と結びつくことがあります。

髪は、白髪混じりの黒髪で、肩にかかる長さでした。ヘアゴムが付いていたことも公表されています。血液型は分かっていません。

着ていたもの、所持品はなし

発見は7月、夏の盛りでした。女性が着ていたのは、黒色のレギンス(M〜Lサイズ)、ベージュ色のブラトップ、黒色のパンツ(Mサイズ)です。

そして、所持品はありませんでした。財布も、身分証も、携帯電話も残されていなかったのです。着ていた服のほかに、名前につながる品は何も残されていませんでした。

公開されている似顔絵

福岡県警は、この女性の顔の似顔絵を公開しています。身体の特徴や着衣は、それを知る人にしか照らし合わせることができませんが、顔の絵は、かつて彼女と顔を合わせたことのある人なら、誰でも見比べることができます。この記録の中で、最も多くの人の目に触れることを期待された手がかりだといえます。

身元確認への取り組み

福岡県警は、身元の分からないまま亡くなった方々の情報を「身元不明死者」として、発見された年ごとに一覧にして公開しています。この女性は、令和5年(2023年)に発見された記録の一つで、識別番号は「5-9」です。一覧への掲載は今も続いていて、身元が判明したという表示はありません。

詳細な情報のページでは、身体の特徴や着衣に加えて似顔絵が示され、心当たりのある人からの連絡を待っています。問い合わせの窓口は、県警本部の鑑識課です。所持品が一つもないこの女性の場合、公開された特徴と似顔絵が、身元確認の手がかりのほぼすべてを担っています。

未詳録の考察

名前の分からない人の記録は、「誰だったのか」ではなく「何が残されているか」でしか書くことができません。この女性について残されているのは、総入れ歯と手術痕、耳のいぼ、それに似顔絵です。所持品が一つもない分、身体そのものに残された特徴だけが、彼女の存在を証しています。

身長165センチ、肩までの髪にヘアゴム。入れ歯を入れ、虫垂の手術を受けたことがあり、夏にはレギンスとブラトップで過ごしていた一人の女性がいたはずです。家族や友人、近所の人、歯科医院のスタッフ。誰かの日常の中にいたはずの人が、3年以上、名前のないままになっている。そのことの重さを感じます。

身元が分からないままでは、遺族に知らせることも、家に帰すこともできません。心当たりのある方は、インターネット上で名前を推測して広めるのではなく、警察へ直接伝えていただきたいと思います。それが、彼女の名前を取り戻す一番の近道のはずです。

情報提供先

総入れ歯や虫垂の手術痕、耳のいぼ、似顔絵に心当たりのある方は、福岡県警へご連絡ください。2023年6月下旬ごろ、大川市や筑後川の周辺で、似た特徴の女性と連絡が取れなくなったという記憶でもかまいません。小さな情報が、身元確認の手がかりになります。

窓口 電話
福岡県警察本部 鑑識課 092-948-4110

福岡県警察 身元不明死者の詳細情報(識別番号5-9)

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参考資料

  • 福岡県警察 身元不明死者の詳細情報(識別番号5-9)
    発見年月日(令和5年7月7日)、発見場所(大川市大字九網付近の筑後川)、死亡推定時期(令和5年6月下旬ごろ)、推定年齢(40歳以上)、身長(165cm)、血液型不明、頭髪(白髪混じりの黒髪、肩にかかる長さ、ヘアゴムあり)、総入れ歯(下顎はマグネット式)、腹部の虫垂切除術の手術痕、いぼ(左耳1個・右耳4個)、着衣(黒色レギンスM〜Lサイズ、ベージュ色ブラトップ、黒色パンツMサイズ)、所持品なし、似顔絵の公開、問い合わせ先(福岡県警察本部 鑑識課)を確認。
  • 福岡県警察 身元不明死者一覧(令和5年発見)
    この女性が識別番号5-9として令和5年発見の一覧に掲載され、身元判明の表示がないことを確認。

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